プラスチック射出成形業の補助金2026|全電動化・不良率・段取り替えに使える8制度と補助2,440万円の試算

| カテゴリ: 業種別活用事例 | 著者:採択ナビ代表(行政書士 / 認定経営革新等支援機関)

量産品は海外と価格を比べられ、注文は小ロット多品種になり、金型の交換は月に何十回。電気代は上がり、成形条件を出せる人は定年間近——プラスチック射出成形の現場です。ところがこの構造は、補助金の審査が最も評価しやすい形でもあります。段取り替えの時間、不良率、1ショットあたりの電力——この業種の課題はすべて数字で書けるからです。この記事では、樹脂成形・射出成形を営む中小工場が使える8つの制度を、従業員16人の成形工場が1年で補助2,440万円を組み立てるモデルまで含めて整理します。

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成形工場の社長さん
先生、うちは射出成形の下請けで従業員16人、成形機は12台です。油圧機が7台残っていて、電気代が去年より2割上がりました。これは補助金の理由になりますか。
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ナビ先生
電力費の削減だけでは弱いのが実情です。「古いから替える」は多くの制度で理由になりません。ただし全電動機に替えると、電力だけでなく成形精度と不良率、段取り時間も変わる。「断っていた精度の仕事を受けられるようになる」まで書けば、新しい仕事を取るための投資として筋が通ります。
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成形工場の社長さん
たしかに、公差の厳しい医療系の部品は断っています。成形条件が安定しないので。
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ナビ先生
それが申請書の核心になる事実です。「現在の設備では公差◯mmに対応できない」「そのため年◯件、金額にして◯万円の引合いを辞退している」。断っている仕事が数字で出せれば、投資の必要性は説明し終えたも同然です。従業員20人以下の製造業なら補助率2/3、6〜20人の区分で補助上限1,000万円とされています。
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成形工場の社長さん
段取り替えも悩みです。ロットが小さくなって、月に40回以上型交換しています。
👨‍🏫
ナビ先生
そこは省力化の制度が正面から効くところです。「1回の段取りに何分、月に何回、何人で」を先に測ってください。月40回 × 45分 × 2人なら、年間で720時間。この数字が出ていれば、申請書は半分書けたようなものです。

⚙️プラスチック射出成形業が直面する6つの構造課題

プラスチック射出成形業を支援する理由は、自動車・家電・医療・日用品のすべてを支える基盤的な加工業だからです。自社の課題を業界共通の構図として書けると、申請書の説得力が上がります。

 いま起きていること補助金との関係
① 量産品の価格競争汎用品は海外の成形品と価格で比べられ、単価が上がらない高精度・小ロット・短納期という、価格以外で選ばれる領域への投資として書ける
② 電力費の高騰成形機・チラー・コンプレッサ・材料乾燥機が工場の電力の大半を占める全電動機・高効率機への更新は、省エネと生産性の両方で説明できる
③ 段取り替えの増加多品種小ロット化で金型交換が頻発し、機械が止まっている時間が長い金型交換の自動化・取り出しロボットが正面から対象になる
④ 不良率と全数検査バリ・ヒケ・ショートを目視で全数検査しており、人の集中力に依存している画像検査装置の導入は、不良率と検査工数の両方を数字で示せる
⑤ 成形条件の属人化温度・圧力・保圧の条件出しがベテランの経験に依存している条件のデータ化と稼働監視が、技術承継の投資として書ける
⑥ 樹脂材料と環境対応材料価格が読みにくく、取引先から再生材の使用を求められることがある再生材への対応や端材の再利用は、環境対応の取組としても位置づけられる
下請けであることは、不利な条件ではない射出成形業は製造業として整理され、製造業その他として従業員20人以下が小規模事業者・小規模企業者の目安とされます。この範囲なら持続化補助金の対象になり、革新枠の補助率も2/3が使える可能性があります。ただし「取引先に言われて設備を入れる」という書き方は、自発的な取組と見なされないおそれがあります。同じ投資でも「自社の判断で、新しい客層を取りにいく」という構成にしてください。

📋プラスチック射出成形業が使える補助金8選 — 全体比較

制度名ねらい(プラスチック射出成形業の場合)規模感の目安
① 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金全電動成形機、画像検査、高精度・医療系部品への対応中〜大(数百万〜数千万円)
② 中小企業省力化投資補助金取り出しロボット、自動箱詰め、材料集中供給、搬送中(数十万〜1,000万円)
③ デジタル化・AI導入補助金2026(旧・IT導入補助金)成形機の稼働監視、生産管理、原価計算、見積の自動化小〜中
④ 小規模事業者持続化補助金技術カタログ、加工事例サイト、展示会。※製造業その他は従業員20人以下が条件小(数十万〜250万円規模)
⑤ 業務改善助成金事業場内最低賃金の引上げ+工場の空調・安全設備小〜中(最大600万円)
⑥ キャリアアップ助成金有期契約の成形スタッフの正社員化小〜中
⑦ 事業承継・M&A補助金(旧・事業承継・引継ぎ補助金)後継者による新分野展開、同業の譲受け、専門家費用中
⑧ 自治体独自の補助金・省エネ支援高効率設備への更新、脱炭素、展示会出展、人材育成小〜中
「補助金」と「助成金」は性格が違う①〜④⑦⑧は補助金=審査があり、選ばれた事業者だけが受けられるもの。⑤⑥は助成金=定められた要件を満たすことが受給の前提で、採択の競争ではなく要件と手続の順序が問われるもの。社内の準備の仕方が変わるので、混同しないでください。

🚀①新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 — 本命の設備投資

2026年度、設備投資支援の中心がこの制度です。第1回公募は申請受付が令和8年9月30日(水)、応募締切が令和8年10月30日(金)18:00厳守とされています(2026年8月時点)。枠は革新的新製品・サービス枠(上限2,500万円/賃上げ特例3,500万円・補助下限100万円)、新事業進出枠(上限7,000万円/9,000万円・補助下限750万円)、グローバル枠(補助率2/3)の3つです。

この業種で筋の通る使い道は高精度・高付加価値の領域への移動です。医療部品、光学部品、薄肉・微細成形、インサート成形——いまの設備では安定して作れず、断っている仕事が必ずあるはずです。全電動機は計量・射出の再現性が高く、品質のばらつきを抑えやすいとされ、この筋書きと噛み合います。従業員6〜20人の区分では革新枠の補助上限額は1,000万円、小規模企業者なら補助率は2/3です。ただし「同じ製品を安く作る」だけでは革新的とは言えません。

🤖②中小企業省力化投資補助金 — 人手不足そのものが申請理由になる

人手不足の解消につながる省人化・自動化の投資を支援する制度です。カタログに登録された製品から選ぶカタログ型と、個別に計画する一般型があり、カタログ型の補助上限額は従業員数の区分に応じて200万円・500万円・1,000万円という水準が設定されています(2026年8月時点)。

成形工場で機械が止まっている時間の正体は段取り替えと、取り出し・箱詰めです。取り出しロボット、金型の自動交換装置、材料の集中供給、自動箱詰め・重量検査機などが対象になり得ます。カタログに登録されている製品かどうかは、必ず公式サイトで確認してください。「1回の段取りに何分、月に何回、何人で」を機種別に測ってから相談すると、削減できる時間がそのまま申請書の数字になります。

💻③デジタル化・AI導入補助金2026 — 事務と現場をつなぐ

旧・IT導入補助金です。登録されたツールと支援事業者の中から選ぶ方式のため、入れたいソフトが登録されているかを先に確認する必要があります。補助率・上限額・対象ツールは公募回により変わります。

射出成形の管理の要はショット数と、成形条件の記録です。成形機に稼働監視をつければ、停止の理由が「段取り」「材料待ち」「不良対応」のどれなのかが数字で分かります。生産管理・原価計算・見積の自動化も対象になり得ます。成形条件をデータとして残すことは、そのまま技術承継の土台になります。

🎁④小規模事業者持続化補助金 — 最初の1本に向く

販路開拓の取組を支援する制度です。小規模事業者の判定は業種で変わり、製造業その他は従業員20人以下、商業・サービス業は5人以下とされるのが一般的です。補助上限額・補助率・締切は公募回により変わります。

製造業その他として従業員20人以下なら対象になり得ます。技術カタログ、加工事例を載せたサイト、展示会・商談会への出展が使い道です。下請けの工場は「何ができるか」を外に出していないことが多く、ここを整えるだけで新規の引合いが入ることがあります。「この樹脂で、この公差まで、この納期で」という具体性が問合せの質を決めます。通常枠の補助上限額は50万円とされ、特例を使うと上がります(公募回により変わります)。

💴⑤業務改善助成金 — 賃上げと設備投資をセットにする

事業場内最低賃金の引上げ計画と生産性向上に資する設備投資等の計画を立てて申請し、計画どおり実施した場合に設備投資等の費用の一部が助成されます。令和8年度は50円・70円・90円の3コースで、助成上限額は引上げ額と引き上げる労働者数の組み合わせで決まり、最大600万円(10人以上の区分は特例事業者のみ)とされています。助成率は事業場内最低賃金1,050円未満なら4/5、1,050円以上なら3/4です。事業場内最低賃金が令和8年度の地域別最低賃金未満であることが要件とされ、申請期間は令和8年9月1日から、地域別最低賃金の発効日の前日または11月30日のいずれか早い日までと短いため、都道府県ごとの発効日を先に確認してください。

成形工場は機械の発熱で夏は特に暑く、粉砕機の騒音もある環境です。工場の空調・スポットクーラー、粉砕機の防音・安全対策などを賃上げとセットにできます。助成の上限額はコースと人数で決まります(例:90円コースで4〜5人を引き上げる場合は270万円)。夜勤・交代勤務のある工場ほど、作業環境の改善は採用と定着に効きます。

👥⑥キャリアアップ助成金 — 人の定着に効く

有期契約労働者の正社員化等に対する助成で、正社員化は1人あたり80万円とされる区分があります。先に計画の届出をしてから実施する順序が求められるため、「もう正社員にしてしまった」では対象外になり得ます。

成形スタッフを有期契約で採用し、条件出しを覚えてもらってから正社員化する流れが作りやすい業種です。先に計画の届出をしてから実施する順序が求められる点に注意してください。成形条件を出せる人が1人増えると、動かせる機械の数が増える——この業種では、人の定着がそのまま生産能力になります。

🤝⑦事業承継・M&A補助金 — 60代社長の会社こそ

旧・事業承継・引継ぎ補助金です。承継そのものだけでなく承継を機に新しいことをやる取組や、同業の譲受け、専門家費用を支援する設計になっています。

成形工場は同族経営が多く、廃業すると取引先が国内の調達先を失う構図があります。近隣の工場を引き継げば、成形機・金型・取引先がまとめて手に入ります。承継を機に高付加価値品へ移る計画は、この枠組みと相性が良い筋書きです。

🏙⑧自治体独自の補助金 — 小さいが確実に効く

資格取得・講習費、展示会出展、設備更新、省エネ、若手採用など。窓口が中小企業支援の部署とは限らないため、「市区町村名+補助金」で探すより商工会議所・商工会に電話するほうが早いのが実情です。

この業種では省エネ関係の支援が該当しやすいのが特徴です。成形機・チラー・コンプレッサは工場の電力の大半を占めるため、高効率設備への更新や脱炭素の取組を支援する制度と噛み合います。ほかにも展示会出展、人材育成、再生材の利用に関する支援が用意されていることがあります。制度の有無・内容は自治体ごとに大きく異なります。

🛠プラスチック射出成形業ならではの「使い道」具体例

導入するもの金額の目安効果として書けること
全電動射出成形機(中型)680万円〜2,200万円油圧機に比べ消費電力を大きく下げ、成形の再現性を上げる
取り出しロボット180万円〜680万円取り出しと整列の手作業をなくし、無人運転の時間を延ばす
画像検査装置220万円〜980万円バリ・ショートの全数目視検査を機械に置き換え、流出を防ぐ
金型の自動交換・段取り支援装置260万円〜1,400万円段取り替えの時間を短くし、小ロットでも採算を合わせる
材料乾燥機・集中供給システム120万円〜760万円材料の乾燥不良による不良を減らし、運搬の手間もなくす
高効率チラー・コンプレッサ180万円〜920万円金型冷却とエアの電力費を下げる
成形機の稼働監視(IoT)80万円〜420万円停止理由を数値で把握し、段取りと不良の改善につなげる
技術カタログ・加工事例サイト40万円〜220万円できる加工を外に出し、下請け以外の引合いをつくる
この業種は、効果を数字で書きやすい射出成形は1ショットごとに時間・重量・電力・良否が決まるため、投資の効果を説明しやすい数少ない業種です。「サイクルタイム32秒→26秒」「不良率3.8%→1.2%」「段取り45分→18分、月40回で年間216時間の削減」——審査員が最も見たいのは、このような前後で比較できる数字です。感覚的な「生産性が上がります」ではなく、測った数字と、測る方法までを計画書に書いてください。

🧮モデルケース:従業員16人・年商2億8,000万円の射出成形工場が1年で使える組み合わせ

従業員16人・年商2億8,000万円・成形機12台(うち油圧機7台)で自動車部品と日用品を成形する工場が、高精度品への対応と省人化へ広げる想定で並べます。製造業その他として従業員20人以下が小規模事業者・小規模企業者の目安とされ、16人ならこの範囲に入るため補助率が有利になり得ます。

使う制度導入するもの投資額補助率補助される額ねらう効果
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金
(革新的新製品・サービス枠)
全電動射出成形機(180t)980万円
画像検査装置 320万円
材料乾燥・集中供給 120万円
試作材料・金型修正・試験 80万円
1,500万円2/3
(小規模企業者)
1,000万円
(上限で頭打ち)
公差の厳しい部品を安定して成形し、断っていた医療・光学系の仕事を受けられるようにする
中小企業省力化投資補助金
(カタログ型・区分は仮定)
取り出しロボット2台 520万円
自動箱詰め・重量検査 280万円
搬送コンベア 160万円
960万円1/2480万円取り出し・箱詰めの年間2,880時間を削減し、無人運転の時間を延ばす
業務改善助成金
(90円コース・4人引上げを仮定)
工場の空調・スポットクーラー 180万円
粉砕機の防音・安全対策 140万円
※上限270万円の区分
320万円3/4
(事業場内最低賃金1,050円以上の場合)
240万円事業場内最低賃金を引き上げ、夏場の作業環境と騒音も改善する
デジタル化・AI導入補助金2026
(旧・IT導入補助金)
成形機の稼働監視(IoT)160万円
生産管理・原価計算 120万円
280万円1/2140万円停止理由を数値で把握し、見積の根拠を原価から作れるようにする
小規模事業者持続化補助金
※製造業その他は従業員20人以下が条件
(賃金引上げ特例等を使う場合)
技術カタログ・加工事例サイト 90万円
展示会出展 60万円
150万円2/3100万円できる加工を外に出し、下請け以外の引合いをつくる
自治体・省エネ関係の支援
(制度がある場合)
高効率チラー・コンプレッサへの更新 640万円640万円1/2320万円金型冷却とエアの電力費を下げ、脱炭素の取組としても示す
キャリアアップ助成金
(正社員化)
成形スタッフ2名を正社員化賃金原資定額160万円
(1人80万円×2名)
成形条件を出せる人を増やし、動かせる機械の数を増やす
合計—3,850万円+賃金原資—2,440万円設備投資3,850万円に対する補助は2,280万円(約59%)で、自己負担は約1,570万円。これとは別に、雇用関係の助成が160万円
この表の位置づけ本サイトが制度の要件と一般的な単価をもとに作成した試算モデルであり、特定の企業の採択実績ではありません。実際の補助額は申請枠・審査結果・従業員数の判定・公募回の要件によって変わります。同一の経費を複数の制度に重ねて申請することはできません。省力化投資補助金の区分は説明のための仮定です。キャリアアップ助成金は賃金原資に対する助成であり、設備投資の自己負担を直接減らすものではありません。合計欄では設備分と雇用分を分けて示しています。

⚠️プラスチック射出成形業ならではのNGパターン3つ

① 「電気代が高いから成形機を替える」で計画を書く光熱費の削減は、それだけでは多くの制度で採択の理由になりません。全電動機への更新で消費電力が一般に3割から7割程度削減されるとされますが、審査で効くのはその先です。「再現性が上がり、公差◯mmの部品を安定して成形できる。そのため年◯件断っていた引合いを受注する」——新しい売上に接続するところまで書いてください。
② 取引先に指示された設備投資として書く「取引先に頼まれて増産する」は自発的な取組と言えず対象外とされる場合があります。発注元の要望が発端であっても、自社が主体的に新しい客層・新しい分野へ出ていく計画として構成してください。
③ 金型を補助対象にできると思い込む金型は制度や枠によって扱いが分かれる経費です。専用の治具・金型が対象になり得る場合もあれば、汎用性が高いものや、量産用の消耗的な支出は対象外とされる場合もあります。見積を取る前に、公募要領の対象経費の区分と、事務局への確認をしてください。

✍️採択を上げる事業計画書のコツ

書く順番内容プラスチック射出成形業での具体例
① 現状の課題を数字でサイクル・不良率・段取り・辞退件数「サイクルタイム32秒」「不良率3.8%」「段取り45分×月40回」「公差が理由で年18件を辞退」
② 投資と、その効果どの数字がどう動くか「全電動機で不良率3.8%→1.2%、サイクル32秒→26秒。辞退18件のうち◯件を受注」
③ 空いた時間を何に変えるか最も抜けやすい「取り出しの自動化で年2,880時間を解放し、段取りの短縮と新規品の条件出しに充てる」
④ 誰に売るのかを書く客層が変わることを示す「既存は自動車部品の2次下請けが売上の68%。医療・光学分野とは取引がなく、いま取れていない層」
預かっている金型と成形条件は、立派な資産成形工場の強みは「どの樹脂を、どの型で、どの条件で流せば、どう仕上がるか」の蓄積にあります。同じ機械を買った新規参入者が、同じ品質をすぐ出せるわけではありません。長年預かっている金型、樹脂ごとの条件の記録、不良を出さない段取りの手順——これらは計画書に書くべき「自社の強み」そのものです。設備の性能だけを並べた計画書は、使いこなせる根拠がないと見られます。

❓よくある質問

射出成形工場は「小規模事業者」に当たりますか?
射出成形は製造業として整理され、製造業その他として従業員20人以下が小規模事業者・小規模企業者の目安とされます。該当すれば持続化補助金の対象になり得るほか、革新枠の補助率が2/3となり、同じ投資でも手残りが変わります。パート・派遣の数え方は制度ごとに定義があるため、公募要領の定義欄で確認してください。
金型の製作費は補助対象になりますか?
制度や枠によって扱いが分かれます。専用の治具・金型が対象になり得る場合もあれば、汎用性が高いものや量産用の消耗的な支出は対象外とされる場合もあります。公募要領の対象経費の区分を確認し、事務局に照会してから見積を取ってください。詳しくは補助金の対象経費2026をご覧ください。
油圧機から全電動機に替えると、どのくらい省エネになりますか?
機種・成形品・運転条件によって幅がありますが、一般に3割から7割程度の削減とされる例が紹介されています。ただし数値はメーカーの実測条件に基づくもので、自社の効果とは一致しません。申請書に書くなら、自社の電力使用量の実測値と、メーカーから取った試算を根拠として示してください。
取引先から言われた設備投資でも申請できますか?
「取引先主導の事業は自発的な取組とは言えず補助対象外」とされる場合があります。発注元の要望がきっかけであっても、自社が主体的に新しい客層・新しい分野を取りにいく計画として構成する必要があります。特定の1社への依存を下げる計画にすると、事業の継続性の面でも説明しやすくなります。
複数の補助金を同時に使えますか?
目的が違えば併用できる場合があります(例:成形機は補助金、賃上げは助成金、省エネ設備は自治体の支援)。ただし同じ経費を二重に補助してもらうことはできません。モデルケースのように、経費を制度ごとに切り分けて設計する必要があります。
省エネ設備の更新に使える制度はありますか?
チラー・コンプレッサ・空調などの高効率設備への更新は、自治体や国の省エネ支援が該当することがあります。制度の有無・内容は自治体や公募回によって大きく異なります。省エネ補助金2026もあわせてご確認ください。
補助金で買った成形機は、自由に売れますか?
処分制限期間の間は、承認を受けずに売却・貸付け・担保提供ができません。参考までに、プラスチック製品製造業用設備の法定耐用年数は8年とされています。詳しくは補助金で買った設備は勝手に売れないをご覧ください。

※本記事の金額・要件は2026年8月時点の一般的な枠組みをもとにした目安です。公募回により要件・上限・補助率は変わります。必ず最新の公募要領をご確認ください。

本記事の情報について

本記事は公開時点で確認できる公募要領等の一次情報に基づいて作成しています。補助金・助成金の制度内容、補助上限額、補助率、公募期間は予告なく変更される場合があり、同一制度でも公募回次によって要件が異なります。制度の統合・名称変更が行われることもあります。

ご申請の前には、必ず各制度の公式サイトおよび最新の公募要領をご確認ください。

本記事は制度の情報提供を目的とするもので、個別の申請可否や採否を保証するものではありません。最終的なご判断は、各制度の公募要領および管轄の窓口・有資格者にご確認ください。

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