「このAIツール、補助金対象?」迷う前に

| カテゴリ: デジタル化・AI導入補助金 | 著者:採択ナビ代表(行政書士 / 認定経営革新等支援機関)

はじめに — 「このAIツール、補助金対象?」迷う前に

デジタル化・AI導入補助金で最も多い質問が、「このツールは補助対象になりますか?」です。

結論から言うと、ITツールが補助対象になるには2つの条件を満たす必要があります:

  1. 事前に事務局に登録されていること
  2. IT導入支援事業者経由で購入すること

本記事では、この2条件の詳細、補助対象となる代表的なAIツール、そして「対象かどうかを見極める方法」を徹底解説します。

1. 補助対象AIツールの「2つの必須条件」

条件①:事前登録済みのツールであること

どんなに優秀なAIツールでも、事務局の事前審査を受けて登録されていないと対象外です。

登録状況は、中小機構の公式サイト「ITツール検索」で確認できます。

条件②:IT導入支援事業者経由で購入すること

事業者が直接ベンダーから買うのではなく、登録済みの「IT導入支援事業者」を介して契約する必要があります。

IT導入支援事業者とは、簡単に言えば「この補助金の申請を一緒にしてくれるパートナーベンダー」です。

2. 補助対象になる代表的なAIツール(カテゴリ別)

💬 生成AI・文章作成系

ツール 用途 対象状況
ChatGPT Enterprise 業務用生成AI 年間契約・ベンダー経由で登録済
Microsoft Copilot for Microsoft 365 Office統合AI 広く登録済
Claude Team / Enterprise 高品質生成AI 登録要確認
ELYZA Pencil 日本語特化生成AI 登録済み

🤖 AIチャットボット系

📄 AI-OCR・文書処理系

📊 需要予測AI

👁️ 画像認識AI

🎙️ AI議事録・音声系

🚚 業種特化AI

3. 【重要】対象ツールかを自分で確認する3ステップ

Step 1:ITツール検索サイトで検索

中小機構の公式「ITツール検索」で、ツール名または機能カテゴリから検索します。

Step 2:登録されているかチェック

検索結果に出てきた場合は登録済み。出てこない場合は未登録=対象外。

Step 3:IT導入支援事業者に確認

登録されていても、自社の業務に合うか、価格が適正か、ベンダーに問合せ。

4. よくある勘違い5選

勘違い①:「有名なAIなら何でも対象」

❌ 事前登録済みでないと対象外。有名でも未登録のツールは多数あります。

勘違い②:「一度契約したAIに追加機能を足せば対象」

❌ 補助金は「新規導入費」のみ対象。既存契約の拡張は基本対象外。

勘違い③:「海外製AIは対象外」

🟡 海外製でも日本でIT導入支援事業者経由で販売されていれば対象。ただし登録状況は要確認。

勘違い④:「月額サブスクはダメ」

🟡 年間契約であれば対象。月額単位の契約は対象外のケースが多い。

勘違い⑤:「導入後すぐ補助金がもらえる」

❌ 補助金は後払い。導入→実績報告→入金の順。2〜6ヶ月かかります。

5. IT導入支援事業者の選び方

ポイント①:採択実績

事業者のHPに「採択実績○件」と書かれているかチェック。実績の多いベンダーは申請書作成ノウハウを持っています。

ポイント②:業種適合性

自社と同業種の事業者支援経験があるかが重要。業界特有の課題を理解しているベンダーは計画書の説得力が違います。

ポイント③:導入後サポート

ツールを「入れて終わり」ではなく、活用支援まで含めてサポートするベンダーを選びましょう。

6. 対象外だけど優秀なAIツールを使いたい場合

補助金対象外でも、優れたAIツールはたくさんあります。その場合:

まとめ

次の記事では、最も質問の多い「ChatGPT/Claude/Copilot は対象なのか」を具体的に判定します。